『レアル・マドリード 久保建英』
注目の久保建英が代表デビューを飾った。
長友は18歳の若武者について、
「人生2回くらいやってるんじゃないですか。18歳にして冷静で客観的に自分を見てるなと。彼のコメント見てても本当に思う。
18歳でこのコメントなかなかできないなっていうようなコメントをしているので、そういう部分も含めて楽しみな部分だと思う。18歳にしてあのメディアへの対応力は本当に素晴らしいと思う。
コパ・アメリカの試合数日前。
記者はこう切り出した。
「レアルへの移籍が決まって・・・」と言った時、
「すみません。今日はコパ・アメリカのことだけでお願いします」
18歳にして、この切り返し。
記者に対しても失礼のないように柔らかく断る。
そして他の代表選手たちにも気づかい、自分だけが注目されるような内容は控える。
沈着冷静だ
サッカーの技術の成長は見ての通り。
スペイン語も流暢だ。
久保は、小4の時からFCバルセロナの下部組織へ。
イニエスタも少年時代を同じバルセロナの下部組織で過ごした。
12歳で親元を離れ、クラブのスタジアムと練習場のすぐそばに建つ「ラ・マシア」という選手寮に入寮している。
この「ラ・マシア」は人間教育にも力を入れている。
起床や食事、就寝の時間が決められており、規則正しい毎日を過ごす。
テストの成績が悪ければ試合に出られないこともある。
日々の生活でも重視されているのは、「謙虚さ」「努力」「チームワーク」「野心」「敬意」という「五つの価値観」だ。
このバルセロナの指導は、サッカーの技術はもちろんだが、それよりも人間力を育む、という方針なのだ。
試合終了後に、試合結果に悔しがり、涙を流す相手選手に近寄って励ますFCバルセロナの子供達の姿は大人顔負けである。
「小学生、中学生での部活動は何のためにやるのか?」
と聞かれたら、私は、
「基礎体力をつけるため、と同時に、人間的に成長させるため。
と答えます。
でも、まだまだ「勝つため」に指導している指導者も多々いるようです。
バルサの教えのように、将来サッカーを辞めても、みんなに信頼され、尊敬されるような人間に育てる、ということをすべての指導者が「目的」にしてほしいものです。
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