2007年8月 | 週間茨城朝日(FPの生活アドバイス)

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労災と遺族年金は両方受け取れるか?

Q

夫が勤務中に、くも膜下出血で亡くなりました。夫の収入のみで生活していたので、今後がとても不安です。中学生の息子もおり、来年には高校受験です。今後労災と遺族年金を両方受け取ることは可能ですか。

日立市 Iさん(50)


A

年齢もお若いですし、急な出来事だったのでしょうから、ショックもさぞ大きいことでしょう。その上、収入面での不安があると、どうしていいのか分からなくなってしまいますよね。心中お察し申し上げます。

 労災と遺族年金は、結論から言うと、労災が認められれば両方受け取ることは可能です。
 しかし、労災に認定されることが難しいと考えられます。勤務中のくも膜下出血ということですが、勤務中の死亡といえども、「過重労働であった」という要件が必要になります。

 目安として「発症1ヶ月前におおむね100時間または、発症前2ヶ月ないし6ヶ月にわたり、1ヶ月当たりおおよそ80時間を超える時間外労働が認められる場合」には、業務と発症との関連性が強いと予想されます。

 これ以下であっても、同僚の証言から「一般の仕事よりも過重であった」と認められれば労災認定される可能性もあります。週に3回の当直など過酷な労働を苦に、自殺をしてしまう若い医師が絶えない、という記事を最近読みましたが、それでも労災が認定されるのは、ごくわずかみたいです。

 労災認定されるかどうか、管轄の労働基準監督署に相談に行くことをお薦めします。各種名義変更の手続きなどもあり、何から手を付けていいのか分からない状態かと思います。気力もなえ、立ち直るまでには時間も必要でしょう。

 でも、期限までにやらなければならないこともあります。大変ですが、誰かに協力してもらいながら焦らずに一つ一つやっていきましょう。


ファイナンシャルプランナー 芝間 美喜夫

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